最終更新日:2006年7月22日//取り巻き編
エーフィ(サイコキネシス・身代わり・バトンタッチ・α)の解説
身代わりのおかげで状態異常に強くなり、バトンタッチのおかげで小回りが効くようになります。
身代わりバトンの目的
「自分:エーフィ/相手:何か」→「自分:身代わり/相手:エスパー封じに交替」→「自分:相手を封じるポケにバトンタッチ/相手:何か(身代わりは残る)」→「相手:自分を封じるポケに交替/自分:何か」
この時点でこちらが1ターン得しています。ただし得しているのは防御面のみなので、もともと爆発力のある取り巻きと組み合わせないと意味はないでしょう。逆に、もともと爆発力のあるポケ(消耗品)が余分に1ターン得れば、ダメージは相当増えるということになります。つまり身代わりバトンは、短期戦狙いのパーティの補助になるということです。しかも、様子見に使った身代わりを、そのまま交替時のダメージをなくすという目的にも使えます。
また、ターンが稼げるということを考えると、滅びの歌を使うポケモンに繋ぐのも有効です。もっとも、吠える・吹き飛ばしは普通に喰らうので、そこに何らかの工夫は必要になりますが。
本音を言うと…
今回のバトンタッチについては「身代わりを繋ぐこと」が目的なのではなく、あくまで「逃げること」が目的となります。身代わりバトンは、バトン先のポケモンにとって大きなプラスとなる高速移動などと違って、マイナスがゼロになるだけって感じです。そこまで役には立たないってことですね。
使い方
基本
「とりあえずエーフィを先発で出して、身代わりを使ってみる。相手が交替してきたらバトンを狙う。交替してこなかったらそのままエーフィで潰しにかかるか、他のポケモンで流す。」というのが基本的な使い方です。実際は、(朝の日射しがない場合)エーフィで潰せるポケモンはかなり少ないのですが、1回でも相手が逃げてくれればそれで問題ないです。
以下は、エーフィを先発で出した後(または途中でタイマンになった場合)の行動の仕方の例です。一応、エーフィのレベルは55、持ち物は食べ残しということになっています。
対カビゴン
まず身代わり。んで、相手が…
- 鈍いの場合は、ムウマかゲンガーにバトン。捨て身を避けて身代わりが残れば最高。
- 捨て身などで壊された場合も、ムウマかゲンガーにバトン(交替)。これは普通。
- 地震で壊された場合は、悲しみに暮れましょう。
対ガラガラ
55エーフィ対50ガラガラの場合。サイコで確実に半分持っていけるので、地震を喰らってでも私はサイコを使ってしまいます。
51以上の場合は、素直に逃げるべきでしょう。
対ハピナス
身代わりを使えばほぼ確実に残るでしょう。後はガラガラにバトン。ハピナスは先発でなく交替で出てくることが多いので、余計にバトンが決め易いです。ガラガラへのバトンが決め易いので嬉しいポケモンですが、エーフィ自体にとっては天敵でしかないことをお忘れなく。
対ブラッキー
基本的にはハピナスと同じ対応。なのですが、初手でくろまなを使われた場合、これは注意ですね。次のターンに同時にバトンすることになってしまうと、相手が後手ゆえにこちらの交替を見てから決められる(しかもこちらはそれ以降交替不可)ので、かなり不利になってしまいます。なので、焦ってバトンしない方が良いかも。
対ヘルガー
エーフィは出さない方がいいかも…。どっちにしても先手はやめた方がいいかなと思います。バトンで逃げても追い討ちの威力が2倍になってしまうので。
対バンギラス
やっぱりエーフィ先手だとリスク高いです。
対スターミー
やっぱりまずは身代わり。で、
- 毒毒や電磁波をシャットした場合。これはそのままめざ悪でダメージを与えてやりましょう。その後おそらく相手は逃げるでしょうが、それ以降、なるべくスターミーに回復の機会を与えないようにするのがポイントです。
- 波乗りで壊された場合。これはいつも迷います。次のターンも攻めてくる人と、電磁波等に変えてくる人がいるからです。どうせ迷うならまた身代わりで、とかやってるとどんどんHPが減ります。さっさと逃げるのが吉かも。
- 光の壁を張られた場合は、悲しみに暮れましょう。
54以上のスターミーには先制出来ないので、戦う気がしません。
対スイクン
とりあえず身代わりを使ってはみるものの、サイコは全然効かないし、吠えられるしで、かなりやる気を削がれます。とりあえず吠えるを喰らうときにサイコを当てておいて、後は次に出て来たポケモンで何とかする方向で。
対フーディン
51以下なら先制出来るので、身代わり→めざ悪。でも何か最近は、こっちが身代わりするのを知ってていきなり後手アンコールをしてくる人が結構いますね。これは困りますが、それを見越してめざ悪を使うっていうのもリスクが高いし、やっぱり身代わりをするしかない私です。
でも大体フーディンって52以上ですよね。ホント嫌ですよね。
対ナッシー
先手の身代わりでほぼ全ての攻撃をシャットアウト。加えてめざ悪や噛み付くがあれば楽勝。先制のツメ、晴れソーラー、めざ虫などは諦めモード。
対メガニウム
ナッシーと同じく身代わりでほぼ完全防御。光の壁とか使われるとウザいですが、光の壁&リフレク対策はハナっから考えていません。ぇ
対エアームド
身代わりが壊されたらさっさと逃げましょう。交替際にどんどんサイコを当てて削って行くのが基本です。四発で倒せますし、致命傷となる攻撃をしてくるわけでもないので、そんなに気にするポケモンではないです。が、取り巻きもエアームドに弱かったりすると大変ですのでその辺は注意しましょう。
対フォレトス
身代わり張ってさっさとバトンしましょう。
対ハッサム
四発で倒せないし、致命傷は来るし、エースだと止まらないし、取り巻きだとバトンするし光の壁するしで最悪の相手。先手ガラガラでいいですもう。
対ヘラクロス
とりあえず身代わりを使ってみて、
- メガホーンが外れたらラッキー。そのまま攻める。
- そうでなければゲンガー等に交替。
- 地震を喰らった場合は…サイコで攻めるかどうか迷って下さい。安全な受けがいるならそっちに交替で良いんですが。
レベル差が5あってもサイコ一撃で倒すのは無理です。
相手が最後の一匹の場合などは、身代わりを使いまくって、メガホーンが外れるのを待ちましょう。六連続で当たらなければこちらの勝ちです。メガホーンが六連続で当たる確率は約38%。失敗した場合は諦めましょう。
対ゴローニャ・パルシェン・ベトベトン
こいつらはサイコ2発で倒せるポケモン達なのですが、油断して攻めると大爆発を喰らってしまうので、やはり身代わりです。
ただ先手で出て来たパルシェンの場合は、まきびしを使ってくることが多いので、そこでサイコを入れておくかどうか考える必要があります。
対ドククラゲ
こいつも油断して攻めるとミラーコートされて痛い目に遭います。常に身代わりを忘れずに。
補足1:追い討ちとバトンタッチの関係
こちらが先制でバトンタッチを使用すれば相手の追い討ちをかわせる、というのは有名な話だと思います。
しかし、その場合バトンタッチされて出てきたポケモンが追い討ちのダメージを2倍喰らいます。注意。
補足2:身代わりを貫通する技
アンコール・メロメロなどは身代わりで防ぐことができません。アンコール強すぎですよぅ・・勘弁して下さい。
αに入る技
目覚めるパワー悪
対ナッシーやスターミーに便利。特にナッシーは、身代わりと組み合わせると楽に戦えます。スターミーは光の壁が嫌なので、交替際を狙って当てることが必要になります。ちなみに、最大HP(つまり身代わりのHP)の減るめざパはお勧めしません。
噛み付く
めざパを使うことに抵抗があればこっちでも。スターミーを2発で倒せない可能性が出てくるのが痛いです。しかし上手い具合に相手が怯んでくれれば倒せない敵も倒せる可能性があるので、めざパ悪に劣っているとは言い切れません。
威張る
私は使ったことはありませんが、最も範囲が広い役割破壊技だと思われます。
朝の日射し
攻撃技がサイコ1本になるのであまりお勧めは出来ないのですが、殴り合いには強くなります。特にスイクンなんかとやり合うには回復技が欲しいところです。
取り巻き編
上記のエーフィ(Lv55)の取り巻きについてです。私のパーティの紹介に近いですが、一応個別に、パーティ外のやつも書いていきます。
ガラガラ
何だかんだ言っても、低Lvで決定力になると言ったらこいつしかいない。
身代わりバトンの恩恵が一番大きいのはこいつだと思います。交代で出てくるスイクンやパルシェンに対して地震が二発(もしくは剣の舞から)撃てたりするのが良いです。エアームドの泥棒を気にせずに攻撃出来るのもいい感じ。(なので大文字をよく持たせてます。)あとは破壊光線を持たせることで万能な攻撃役になる…はず。破壊光線は、ギャラドスとかヘラクロスとかスイクンとかナッシーとか、いろんなガラ受けに対して一定のダメージを与えるので、使いやすいとまでは言わないけど、使えると思います。
よく使う技構成
- 地震・破壊光線・大文字・剣の舞/太い骨
- こればっかり使ってます
役割
ライコウ潰し。バンギラス潰し。それ以外でもとにかく攻める事。ハッサム潰しとかいう訳の分からん役割も持たせたりします。
ゲンガー
他に低Lvで決定力と言ったらこいつでしょ。
カビゴン対策として重要な上、滅びの歌で(一応)誰でも潰し得るので、必須メンバー。身代わりバトンは、滅びのターン稼ぎに有効。ノーマル無効を利用して綺麗に身代わりを残せるといい感じ。爆破型にするとヘルガーキラーとして重宝しますが、カビゴンが潰せなくなる可能性が高くなります。その場合は更にムウマを加えることでカビゴン対策をしておいた方が良いと思いますが、そうなるとメンバーがかなり偏り気味に…。
よく使う技構成
- 爆裂パンチ・滅びの歌・黒い眼差し・道連れ/麻痺治しの実
- 爆裂パンチでバンギをぶっ飛ばします。道連れは地震カビ用って感じが強いです。何か各技同士がうまく噛み合ってないですが、どれも必要な技なのでしょうがないんです。
- 冷凍パンチ・滅びの歌・黒い眼差し・道連れ/麻痺治しの実
- バンギ対策が他に居る場合こっち。憎きサンダーにダメージが入るこっちの方がよっぽど使えると思います、はい。
- 滅びの歌・黒い眼差し・催眠術or怪しい光・守る/光の粉
- 少し前まではこれ。催眠術には数々の伝説が…
運ゲーはあんまり面白くないね、やっぱり。
役割
カビゴン封じ。ヘラクロス封じ。バンギラス潰し(?)。爆破型だとヘルガー潰し。
ムウマ
ゲンガーと併用で使ったりします。爆破ゲンガー+滅びムウマっていう有名なダブルゴーストとか、W滅びでかき回したりとか、色々と使えます。ただ、役割が似てるので両方入れるのは中々辛いところ。
よく使う技構成
- 10万ボルト・滅びの歌・黒い眼差し・痛み分け/奇跡の実
- エアームド奇襲型。
他の型もありますが、最近はムウマ自体ほとんど使ってないのであまり印象に残ってる型はないです。
役割
カビゴン封じ。ヘラクロス流し。エアームド潰し(?)。
パルシェン
実は重役。硬いので盾に使える一方で(爆発による)攻撃力もあるという、使ってて気持ちのイイ奴。
よく使う技構成
- 波乗り・冷凍ビーム・鈍い・大爆発/黄金の実
- 鈍いはほとんど使ったことないけど、カビゴンとかと張り合えるように入れてます。短期向けのパーティなのでまきびしは入れてないです。(ただ、鈍いもほとんど使い時がないのでまきびしに換えたりもします。)
役割
ガラガラ流し。その他物理系流し。
マルマイン
非常によく試合に出すんだけども、何か今ひとつ足りないビミョーな奴。
サンダー対策が出来て、電磁波もばら撒けて、かつ先手爆破による決定力があるので魅力。フーディンや高Lvスターミーなどに先手が取れる貴重な存在。ただ、総じて攻撃力がないのが悩み。
よく使う技構成
- 10万ボルト・めざパ氷・電磁波・大爆発/麻痺治しの実(ピンクのリボン)
- めざパ氷はそんなに使わないし威力もないけど、それでも攻撃範囲を広げるために入れてます。短期向けのパーティで攻撃手段がなくなるのは痛いので。
役割
サンダー流し。スターミー潰し。フーディン潰し。
カビゴン
何だかんだいっても最強キャラ。
よく使う技構成
- 捨て身タックル・鈍い・寝言・眠る/光の粉など
- メンバー内で唯一、盾がメインのキャラ。他の盾キャラと決定的に違うのは、エースカビに勝てる(事が多い)事。受けポケが来ると何も出来ない事を差し引いても非常に頼りになるヤツ。のしかかりで麻痺をばら撒きたい気もしますが、これ以上攻撃力がなくなるのは辛いです。
- 地震・大文字・鈍い・自爆/何か
- いわゆる自爆カビ。強いんだけど、メンバー的には防御的なポケが一匹いた方がバランス取れてる気がするので、最近は使ってません。
役割
- 防御型の場合:特殊全般受け。カビゴン潰し。
- 爆破型の場合:全抜き
まだもう少し書くかも…
よく使う技構成
- ・・・/