HTC-v2シリーズ構築・運用メモ 2018/04/21 はまっちゃった人 ※当文書は、2018/04/18〜2018/04/21に構築・運用していた結論パーティに関するメモである。  清書等は特に行わない。 【2018/04/18】 HTC-v2A_バンギバナ 55 バンギラス れいとうビーム 10まんボルト じしん     いやなおと   きせきのみ    FFFF 63 63 63 63 63 50 フシギバナ ねむりごな   やどりぎのタネ はっぱカッター こうごうせい  ふしぎなきのみ  1FFF 63 0 63 63 63 50 ムウマ   くろいまなざし ほろびのうた  まもる     みちづれ    まひなおしのみ  1FFF 63 0 63 63 63 50 カビゴン  おんがえし   じしん     はらだいこ   じばく     せんせいのツメ  FFFF 63 63 63 63 63 55 サンダー  かみなり    めざめるパワー いばる     みがわり    たべのこし    BDFF 63 0 63 63 63 50 カイリキー クロスチョップ めざめるパワー のろい     アンコール   おうごんのみ   DCFF 63 63 63 63 63 HTC-v2B_カビブラ 55 カビゴン  おんがえし   のろい     ねごと     ねむる     きせきのみ    FFFF 63 63 63 63 63 50 ハガネール じしん     いわなだれ   いやなおと   だいばくはつ  かたいいし    FFFF 63 63 63 63 63 50 カイリキー クロスチョップ いわなだれ   ねごと     ねむる     ピントレンズ   FFFF 63 63 63 63 63 50 パルシェン まきびし    れいとうビーム リフレクター  だいばくはつ  おうごんのみ   FFFF 63 63 63 63 63 50 サンダー  かみなり    ドリルくちばし リフレクター  ねむる     はっかのみ    FFFF 63 63 63 63 63 50 ブラッキー くろいまなざし あまえる    おいうち    バトンタッチ  たべのこし    1FFF 63 0 63 63 63 HTC-v1Bの正常進化版。55ライコウ→50ハガネール、グライガー→サンダー。 ほぼデメリットなしで、対バナ強化、ノーマル耐性、エース択ゲー解消を実現。 対HTC-v2Aの想定勝率は0.45から0.55に上昇。 なお、HTC-v1Bは元々ver.2の要素を持ち合わせていた(黒まなバトンブラキ、撒き冷Bパル)。 HTC-v2Bのパルのリフを音に変えてリフサポ・甘えるサポを活かす側に回そうとしたが、このままの方がよさそうだ。 対ガラはこれ以上薄くできないのでリフの重要度が高い。 対カビ対ミルにしても、1対1交換という面で見れば音の方が良いが、1対1のタイマンならリフの方が良い。 (リフから凍結ビームを連発できる) それに、リフがあればパルが必死にならなくてもリキー先生がなんとかしてくれる。 2007年〜2008年のカビブラは55サンダー対策が甘かったのと低レベルガラガラへの依存度が高すぎたことが原因で滅んだ。 もっとはっきり言うと、いばみがサンダーと守るエアがカビブラを滅ぼした。 (低レベルガラガラへの依存…ガラガラが守るエアとかで止まると決定力が出せない。ガラに回復技がないことを突かれジリ貧。) 当時のカビブラに欠陥があったからカビブラを乗り越えられたのであって、カビブラと根本から向き合ったわけではない。 HTC-v2Bのように、55サンダー対策と決定力構造の改善を施すとどうなるのだろうか。 当時から警鐘を鳴らしていたが、少なくともコンボ封じすればOKというものではない。 コンボ封じ技は普通には入らない上に、使ったところで無償降臨を誘いかねない。甘えるでぬるくされるネールとかだと尚更。 爆破で分離も甘えるで対策される(上から爆破できるリボンパルとか遺伝子マルマインとかならある程度対策にはなる)。 黒まな滅びも、誰と1対1交換するかはブラキ側に選択権があるので不利になりやすい。 カビブラの時代は、太鼓ガラや砂塵エア、鈍い吠え身代わりガルーラ等、色々と先鋭化した。 (電磁砲カビも元々はブラキの月光による受けを突破するためのもの。だんだん違う目的で使われるようになったが。) HTC-v2Bは、もしかしたらそんなカビブラの時代の悪夢を蘇らせる存在になるかもしれない。 HTC-v2Bに強いパーティを考え中だが、一つ間違いないのはブラキの追い討ちを毒毒に変更すればミラーで強くなれるということ。 この変更を施すと☆とか梨とかお化けへの決定力が薄くなるが、 ブラキを使われそうな時のオプション(小変更案)として考えておく。 Q.フーディンさんのことを忘れてませんか?あの人、型によっては黒まなバトン追い討ちブラキすら返り討ちにしますよ? A.フーディンさんはハガネール受からないから☆や梨に比べたらマシ。 というかHTC-v2Bのサンダーをアンコ冷Pフーディンにすればよくね? ミラーは確実に強くなる。 対バンギバナに関しては、少なくともカビゴンに対しては音か爆Pが飛んでくるので、それをアンコすればというところか。 対ヘラクロスはネールもパルもいるので最低限はどうにかなるというところか。 リキーに遺伝子を持たせれば対ヘラ強化できるが、そこまでする必要はないだろう。 しかし対カイリキーはめちゃくちゃ不安。 カイリキーがめざ霊やめざ虫を持ってたら、交代読みサブウエポン以前の話としてクロス急所が入った時点で受からなくなる。 と思ったけど、アンコがあればクロスをアンコすれば2連急所以外はなんとかなるか。 持ち物は奇跡にする(カビは薄荷に変更)。 アンコ冷Pフーディンの代わりに定番のウツボでも良い。 フシギバナ倒せない疑惑があったが、アンコめざ飛で倒せる。 めざ飛はヘラクロス釘付けにも使える。 アンコカッターめざ飛光合成。 対カイリキーは良いけどぬるすぎるか。 サンダー出され放題だし、ミラーという観点からもアンコ冷Pフーディンよりも不利。 やっぱりアンコ冷Pフーディンで考える。 サンダー→アンコ冷Pフーディンの場合、対カイリキーが甘くなる代わりに対55ゲンガーは強化される。 ということはネールをべトンに変えればバランスが良くなる。 べトンの技構成はヘド爆爆P音大爆発@リボン ヘド爆はサンダーの身代わりを壊すのに必要。ないとかなり困る。 爆Pは対バンギ強化で必要。 エアはぬるいので音からカビ出して間接する。 お化けはブラキで狩れる。 リボンがないと55めざ氷サンダーに約35%の確率で大爆発に耐えられてしまう。 リボンがあれば確1。ついでに50カビや55めざ虫ガラも確1。 50べトンは55サンダー雷2発で倒れる危険があるが確率は15〜20%程度。 磁石雷はカビゴンで安定して流せる(いばみがとか昆布とかではないはずなので)。 HTC-v2B'_ミラー重視カビブラ 55 カビゴン  おんがえし   のろい     ねごと     ねむる     はっかのみ    FFFF 63 63 63 63 63 50 ベトベトン ヘドロばくだん ばくれつパンチ いやなおと   だいばくはつ  みずたまリボン  FFFF 63 63 63 63 63 50 カイリキー クロスチョップ いわなだれ   ねごと     ねむる     ピントレンズ   FFFF 63 63 63 63 63 50 パルシェン まきびし    れいとうビーム リフレクター  だいばくはつ  おうごんのみ   FFFF 63 63 63 63 63 50 フーディン サイコキネシス れいとうパンチ アンコール   じこさいせい  きせきのみ    1FFF 63 0 63 63 63 50 ブラッキー くろいまなざし あまえる    おいうち    バトンタッチ  たべのこし    1FFF 63 0 63 63 63 他のパーティとの交戦予測は明日考える。 【2018/04/19】 HTC-v2Bのブラキの黒まなのPPを5に減らしてアンコ対策を施す。 ミラー対策はHTC-v2B'で行うため。 HTC-v2B_カビブラ(2018/04/19更新版) 55 カビゴン  おんがえし   のろい     ねごと     ねむる     きせきのみ    FFFF 63 63 63 63 63 50 ハガネール じしん     いわなだれ   いやなおと   だいばくはつ  かたいいし    FFFF 63 63 63 63 63 50 カイリキー クロスチョップ いわなだれ   ねごと     ねむる     ピントレンズ   FFFF 63 63 63 63 63 50 パルシェン まきびし    れいとうビーム リフレクター  だいばくはつ  おうごんのみ   FFFF 63 63 63 63 63 50 サンダー  かみなり    ドリルくちばし リフレクター  ねむる     はっかのみ    FFFF 63 63 63 63 63 50 ブラッキー くろいまなざし あまえる    おいうち    バトンタッチ  たべのこし    1FFF 63 0 63 63 63  ※ブラッキーのくろいまなざしのPPは5。 HTC-v2B'対HTC-v2A →HTC-v2B'に変更したことで特にバンギバナ対策は薄くなっていない。勝率0.55程度だろう。 HTC-v2B'対HTC-v2B →HTC-v2B'側はカビブラフーと出せばほとんどやりたい放題だが、HTC-v2Bには初手パル爆破という最終手段がある。  リボン無しパル爆破ではカビゴンやブラッキーを1発で倒すに至らない。  しかし、カビゴンに残飯がないので、その後のサンダー雷を耐えるとかはないし、ブラキは超低確率1発なので食らえば虫の息。  それを考えると全く読みの要素がないわけではないので、HTC-v2B'側の勝率は0.70程度だろうか。 HTC-v2B→HTC-v2B'は上位互換ではなく、対電磁砲ミル弱体化、対55地震カイリキー弱体化等のデメリットを負っている。 そのため、現時点ではHTC-v2Bを単独結論とし、カビブラが浸透した場合はHTC-v2B'へ移行する方針を採る。 HTC-v2B'対HTC-v2Bは、HTC-v2B'側がブラキの追い討ちを守るに変更すれば更に勝率が伸びる(勝率0.85程度と予想)。 初手ブラキで出して、相手の初手がパルの場合  ・爆破読み→守るで防ぐ  ・爆破以外読み→甘えるを打つ 汎用性がないのでもちろんオプション扱いだが、爆破のタイミングが見える時の守るは強い。 カビブラの恐ろしさを一つ書き忘れた。 正攻法でコンボ封じで対応しようとすると物理でも特殊でも不利になりやすい。 物理…ブラキの甘えるでぬるくされた上で無償降臨される。    例:吠えるネール。特に2007年〜2008年のカビブラにはガラが入っていたので、そのままガラの基点になって終わり。 特殊…相手にはカビがいるので相性的に不利になりやすい。しかも無償降臨を誘う。    例:昆布サンダー。2007年〜2008年の52〜53雷or電磁砲カビとかならともかく、今回のように55寝言カビだと相性が厳しい。 これがあるので、最終的に太鼓とか身代わりとかで対処する方向になった。 HTC-v2B'のブラキについては、ミラーマッチを極めるならブラキのステータスを弄った方が良い。 カビブラフーが流行ってしまった時のオプションとして考えておく。  ・黒まなのPPについて   黒まなはPPが少ないので、黒まなならアンコされても抜け出せる。   しかし、PPの多い甘えるや追い討ちをアンコされると一環の終わり。   というわけで、ブラキ対ブラキは、お互いに黒まなを打ち合い、先に黒まなのPPが無くなった方が先にバトンすることになる。   アンコから抜け出して後からバトンすればカビにバトンできるので、後にバトンした方が良い。   そのため、黒まなのPPは多い方が良い。   フーの冷Pは残飯無しでも6〜7発(残飯あれば9〜12発)なので、不思議な木の実を持たせるのも一考。   しかし、黒まなの打ち合いで負けることがわかっていれば、先にバトンして冷P凍結狙いをしてしまった方が良い。   相手が先にバトンしてくる場合は、黒まなのPPは少ない方が良い。これを考えると不思議な木の実はリスキー。   本当は、自分が5回で相手が5回の場合、自分が5回で相手が6回の場合…等、パターン分けして分析した方が良い。   時間がないしあんまり興味ないのでカビブラフーが流行るまでは暫定的にPP8とする。流行ったら考える。   (なお、フーではなくウツボの場合はヘド爆やめざ草でもっとダメージを受けるので、黒まなのPPは5に減らした方が良い)  ・素早さについて   相手のブラキよりも自分のブラキの方が有利になる。   同じターンにバトンした場合、相手の方が早ければ相手のバトン先を確認してから自分はバトンできる。   もっと具体的に言うと、相手がフーにバトンしたのを見てからカビにバトンすれば、相手のフーを倒せる。   しかし50ブラキの場合、1でも下げたら汎用性が下がるのが問題。   具体的に言うと50ブラキは55リキーと同速(116)。   リキー相手に先手で甘えるやバトンができるかどうかは死活問題なので、正直1でも下げたくない。   仮に下げるとしたら、次に実質的なデメリットが出るのが111のライン(55ドンファンと同速)。   アンコを持っている55ドンファンに先手を取れないのは苦しいので、112で止めておく。   ただ55ドンファンはそんなにメジャーなポケモンではないので、潔く切る手もある。   これより下には、106のライン(50リキーや50梨と同速)、105のライン(55ガラガラと同速)がある。   流石にここまでは下げられない。梨に先手甘えるができないブラキは意味がわからない。   というわけで、下げるなら107が限度だろう。 カビブラ、少なくともHTC-v2B'に対して強いパーティを作らないと先に進めない。 というわけで考えてみたが、鈍い吠え身代わりガルーラは有力な気がする。 対1体残し、対お化け、対ノーマル耐性コンボ封じ(吠えるネール、吠えるサイドン、黒い霧オム等)がネックだが、 これはアンコリキー(クロチョめざ岩鈍いアンコ@黄金)を入れればカバーできる。 というわけで、明日以降ガルーラとリキーの組み合わせで考えてみる。 【2018/04/20】 HTC-v2C_ガルーラSA 55 ガルーラ  すてみタックル のろい     ほえる     みがわり    たべのこし    FFFF 63 63 63 63 63 50 カイリキー クロスチョップ めざめるパワー のろい     アンコール   おうごんのみ   DCFF 63 63 63 63 63 50 ハピナス  かみなり    れいとうビーム なきごえ    タマゴうみ   きせきのみ    1FFF 63 0 63 63 63 50 サンダー  かみなり    ドリルくちばし リフレクター  ねむる     はっかのみ    FFFF 63 63 63 63 63 50 ナッシー  ねむりごな   サイコキネシス めざめるパワー だいばくはつ  みずたまリボン  EEFF 63 63 63 63 63 50 ゲンガー  くろいまなざし ほろびのうた  れいとうパンチ みちづれ    とけないこおり  1FFF 63 0 63 63 63 ガルーラは難しい。タイマンでは主要なエースに全部負ける。 サイクルの中で力を発揮するタイプなので、全体的に受け気味に作っている。 対エアの決定力が明らかに不足しているが、凍結で補う。対エアであれば試行回数は稼げるだろう。 55ゲンガーが出てきたらほぼ終了だが、ハピナスで頑張れる可能性はある。 リフだと張り直す時に爆Pがクリーンヒットしてしまうので、泣き声にしている。 鈍いカビ相手に凍結ワンチャン狙いする時も泣き声の方が良い。 なお、サンダー流し枠(ハピナス)はカビゴンや純電気は不可。 (カビゴンはリフ身代わり型が出てきたら終了。純電気はねむねごを強いられるため決定力やサポート性能が失われる。) ゲンガーは定番の麻痺治しにしなかった。冷Pなら麻痺食らってもガラ無償降臨は避けられるし、それより50梨2発の方が重要。 HTC-v2B'やHTC-v2Bとの交戦予想はこれから考えるが、パルが厳しそう。 恐らく5割近くまで持っていかれるだろう(下手したらHTC-v2B'やHTC-v2Bの方が有利かもしれない)。 HTC-v2C対HTC-v2B'(HTC-v2B)を考えるのが面倒になった。 HTC-v2Cがキラーになりきれないのは自明だし、HTC-v2AやHTC-v2CはHTC-v2Bに比べると大分汎用性に劣るので使いたくない。 強いデッキが3〜5種類に絞られるポケモンカードGB1・GB2ならいざ知らず、 ポケモン金銀で強いパーティを数種類に絞ろうとしたのは間違いだったかもしれない。 ナッシュ均衡を取ってパーティの選択比率を〜、みたいなアプローチはあまり適していないかもしれない。 とりあえず、ver.2時点ではHTC-v2B、ミラーマッチが極まってきた時のみHTC-v2B'を使用することを結論とする。 再現ボタンは、ver.2時点の結論としたHTC-v2BとHTC-v2B'のみ作成する。 また、HTC-v1Aについても別の用途があるため作成する。 【2018/04/21】 2000で最も汎用性が高いポケモンはカビゴンである、という説に対する異論は出ないだろう。 汎用特殊対策として機能する特殊耐久と弱点の少なさ(属性面、物理耐久)を持ち、 高い攻撃力(攻撃種族値、タイプ一致捨て身・恩返し・圧し、タイプ一致自爆、各種サブウエポン) も兼ね備えているのがその理由である。 このカビゴンを55で使うか50で使うかという所には議論があるが、汎用性を重視するなら55で使うべきだと思う。 50カビは耐久面で特殊対策として信用できない。 例えば、55雷サンダーと50カビが1対1で戦う場合、一般的には50カビが有利だが僅差である。 55サンダー雷で50カビが確3、50カビは捨て身でようやく55サンダーが確3である。 (恩返しだと低確率3発、圧しだと確4) そのため、55サンダー対50カビは50カビ側が雷外れに期待する形となり、 確率的には50カビが勝つ確率の方が高いもののその差は僅差となる。 カビゴン側には眠る+薄荷・奇跡・寝言や、爪、度忘れ、鈍い(サンダー眠る対策)といった対抗策があるが、 サンダー側にもリフレクターや眠る+薄荷・奇跡・寝言、雨乞い(カビゴン眠る対策)といった対抗策がある。 そのため、型によっては1対1ですらサンダー側が有利になる場合がある。 1対1がこのような状態なので、カビ側が後出しだと非常に辛い。 カビゴンが動き出す前に雷を2発打たれてしまうのはそれだけで危機的である。 例として55サンダーを挙げたが、同じ特攻を持つ55ファイヤーに関しても同じようなことが言え、 1.1倍アイテムを持つと特攻種族値109ラインでも同じ状態となるため、 55オムスター・55シャワーズ・55バクフーン・55リザードン・55レアコイルでも同じことが起こり得る。 (55サンダース・55ピカチュウ・55ヘルガーは50カビゴンの捨て身を2発耐えないため除外) 文字やハイドロの場合は命中率が雷より高い上に天候技で1.5倍(50カビ確2)になるため、余計に不利である。 更に言うと、50晴れ文字リフ眠る@薄荷ファイヤーのような50特殊でも50カビ程度なら突破でき、 例え50カビを3発で倒せる技が無くとも絡め手(例えばナッシー)で突破されることもある。 カビゴンは属性による耐性を持たないため、素のステータスが不足していると上記のようにあらゆる属性の特殊技で突破される。 そのため、カビゴンを50で使うのであれば、爆弾としての使用をほぼ余儀なくされる。 爆弾として見れば、自爆の圧力で55サンダーを1〜2回程度流せる等、優秀さを見せる。 しかし、いくら爆弾として優秀でも所詮は爆弾なので、色々な爆弾対策で絡めとられる。 まず、バンギやお化け等のノーマル耐性で受けられるケース。受けられてしまえば1〜2回の流しはあっという間に回数切れになる。 55オムスターや55レアコイルのように特殊ポケモン自体がノーマル耐性を持つケースもあり、この場合は1回も流せない。 次にリフレクター。鈍いや太鼓がないとリフを突破することができず、その間にも特殊技を打たれるので不利になる。 特殊ポケモン自体がリフを持つケースもある。55リフ身代わりサンダーのように自爆のダメージすら通してくれないこともある。 これらの対策がなくとも原則は1対1交換狙いなので、マンマークされるとポケ選読み勝負となってしまう。 (爆破間接先を誤ると負け) サイクルを回すとしても、流しの回数1〜2回は決して多くなく、ここから崩される可能性は高い。 むしろサイクルを回す気ならハピナス等を使った方が良い。 そもそも、55サンダーを流せる爆弾なら、カビゴン以外にも代替はある。 黄金べトンも1回流すことなら可能だし、属性面でカイリキー流しやヘラクロス流しにもなるという利点がある。 ネールやゴロであれば属性面で一貫を切れるし、属性面でカビゴン流しや爆破対策等にもなる。 また、ネールやゴロは、お互いの型によっては、爆破無しでも55サンダーに1対1で勝てるケースがある。 遺伝子マルマインという選択肢もある。 自滅した場合のリスクは考える必要があるが、相手がリフ・鈍い・身代わり等の対策を素早さで飛び越えて確1で沈められるのは魅力。 55ミルタンクすら堂々の確1である。 これらのことを考えると、50カビは決してずば抜けた性能を持つわけではない。 他の爆弾や50ハピに代替されてしまっても何ら不思議ではない程度の性能に納まる。 しかし、55カビは他では代替できない高い性能を誇り、「汎用特殊流しで決定力も高い」という評判通りの働きができる。 単純に雷を連発するだけの55サンダーであれば眠るだけで完封可能である。 実際には昆布やいばみが、天候技等で突破されてしまうが、突破されるケースは限定され、少なくとも対面で負けるケースは稀。 そのため、寝言型で運用したりサブの受けを用意したりサポートしたりすることでカバーできる。 ここまで特殊耐久が高ければ特殊を基点に決定力を出すことが可能となる。 爆弾ではないノーマル決定力というのも貴重。 カイリキーやスターミー、地面ポケモン等と組ませることで攻めのレパートリーが広がる。 55カビは55ミルや55バンギ、55ゲンガー相手に不利を取られるという弱点があるが、これは組み方次第でカバーできる。 爆Pを搭載する、カイリキーを入れる、お化けを入れる、55ライコウや50サンダースを入れる、等が代表的な方法である。 そもそもエースの相性で不利を取られるのは55カビだけの問題ではなく、他の55ポケモンは55カビゴン以上に弱点だらけである。 長くなったが、汎用性を重視するなら55カビを使うべきという立場を取ることにする。 実はここからが本題なのだが、筆者の最終的な目標は即興対人メタの実現である。 具体的に言えば、相手のプレイヤーに対して優位に立てるパーティを5分以内に作成する技術を確立することである。 一連の理論をベースに、効率的な要素の組み合わせ(レベル・種族・技・持ち物・ステータスの組み合わせ)を 具体的なパーティから学習し、効率的な要素の組み合わせを短時間で作り出せるようにすることで、これは実現できると考えている。 これは人力でも可能だと考えている。パーティ構築の作業で機械的にできるところがあれば、部分的にプログラム化しても良いだろう。 最終的な結論は、具体的なパーティの形をしたものではなく、即興対人メタを実現する技術とプレイヤーそのものである。   これだけ書くと厨2病をこじらせた人のようにしか思えないが、これは決して実現不能な理想論ではないと考えている。 良く考えれば、どれだけ時間をかけても1つのパーティで全ての穴をふさぎきることはできないし、 それであれば近視眼的で直感的にパーティを組んだ方がむしろ勝てそうである。 そもそも人間には低確率で発生する事象(滅多に出てこない戦術)を過大に見積もるバイアスがある。 考えれば考えるほどこのバイアスにはまりやすくなるので、時間をかけることが良いこととは思えない。 ただし、相手に関する情報が無い場合や、即興でパーティを作りきれないケースも考える必要がある。 このケースに備えて、汎用性のあるパーティ(55カビパを想定)をあらかじめ作ることも重要である。 これらのことを考え、今後は結論パーティの作成に向け、以下の2つのアプローチで取り組むことにする。  ・HTC-vfシリーズ ※vfはversion.finalの略   即興対人メタを実践する  ・HTC-v3シリーズ   作り置き形式の高汎用パーティを保守・運用する