インターネット老人が海外チャットでYESロリータNOタッチが通じず凍った件

執筆日:2026/02/11 筆者:chio


1.はじめに

2000年代初頭からインターネットに触れていた筆者が、2023年から2026年初頭にかけて海外チャットで雑談を行ったところ、ロリコン紳士であることが許されなかったためにBanされた話です。
Smogon(海外の非公式ポケモン対戦コミュニティ)で一発Ban、Discordで警告からの再発でBanされたしくじり先生chioが、海外チャットで凍らないための知識を共有します。
性癖の発露ではなく、あくまでも知識の共有です。


2.何をして凍ったのか

みなさん興味があるであろうことから先に書きましょう。
私はこれを書き込んで凍りました。
(英語で発信することが憚られる内容なので、日本語に翻訳してお送りします)

ケース1:Smogonのケース(2025年03月頃、一本でBan)

ケース2:Discordのケース1(2025年10月頃、警告&1日Ban)

ケース3:Discordのケース2(2026年02月頃、合わせ技一本で永久Ban)

これらの事例を見て、「凍結ざまぁwwwロリコン乙」という当然の感想を抱いた方もいると思いますが、「えっ…これで凍るの?」と疑問に思った方もいると思います。
事例を見ればわかる通り、海外においては、対象が実在の未成年(18歳未満)であるか否か、実際の行為に至ったか否か、それが法律に反しているか否かに関わらず、未成年、およびそれを示す記号を性的対象とみなした時点で、凍結対象となります。
この原則だけでも、頭に入れておいていただけると幸いです。


3.未成年に対する国際的な感覚とのズレ

国際的には、未成年に対する性的搾取に対して断固とした対応を取るのがスタンダードです。
例えば、Discordの利用規約の中では、以下のように明言されています。
(ここで言う「児童」(Children)は、18歳未満のことを指していると思われます。少なくとも、Banに関する実際の運用を見る限りは。)

児童の性的虐待を描写している、または児童を搾取または性的対象化しているコンテンツは、社会においてもDiscordにおいても存在してはいけないものです。Discordは、児童を性的対象化しているあらゆるテキストや、児童を性的に描写しているあらゆるメディアを許容しません。この種類のコンテンツは、性的虐待の被害者や被経験者を含む、あらゆる人に対して、大きな苦痛の原因となります。

しかし、日本においては、特に高校生の扱いについて、国際的な感覚とは隔たりがあると感じます。
それを示すものとして以下のようなものがあります。 上記の日本での感覚が当たり前だと思って英文で海外チャットを行うと、私のように地雷を踏みぬくことにもなりかねません。


4.海外ニキの本音

初めに断っておきます。海外ニキとのこの手のチャットは盛り上がります。

「未成年を性的対象としてはならない」という掟は、「未成年を性的対象とするのが生物学的に異常だから」という理由で設けられたものではありません。
少なくとも、それだけが理由ではなく、また、性的な嗜好には個人差があり、海外ニキの中にもロリコン紳士はいます。
ロリコン紳士の海外ニキは、普段は自らの欲望を抑圧しています。そして、(特に女子高生に対して)開放的な文化を持つ日本文化に触れると、大喜びで自分を解放します。
特に、東アジア圏ではロリコン紳士が少なくない印象です。まぁ、韓国発祥のゲームであるブルーアーカイブを見ればわかりますよね…。

自らの意思で日本文化に触れに行く海外ニキと仲良くなったら、このような話をしたくなることもあると思います。
それは、ポケモン対戦のような競技の場においても例外ではありません。
しかし、盛り上がるからといって、私のようにやりすぎてしまうと(略
また、Banとは関係なく、そのチャットに参加せず、内心不快感を抱いている方がいる可能性にも気を配ってください。

一番無難なのは、性的嗜好に関する話をしないことです。
政治や宗教に関する話を避けた方が良いのと同じように、性的嗜好に関する話も避けた方が良いです。


5.具体的に何を書いたら凍るのか

原則として、同一文章の中に以下の2つの単語が含まれている場合に、Banのリスクが出てきます。

以下では、具体的にどのような単語にリスクがあるのか、一覧にしています。
露骨な単語も出てきますので、閲覧には注意してください。
くれぐれも抜け道を探さないようにしてください。抜け道を探った結果が、前述のケース3です。

①未成年であることを示す単語
単語 解説
18未満の整数 16とか17とか。人物に対して使うと未成年であることが明確となり、実際に凍る確率も高い超危険ワード。ケース2とケース3で使用でも使用した単語。ケース3に至っては、「②性的描写に使用する単語」を伴っていなかったのにも関わらず凍結対象となった。それぐらいには危険なワード。
minor / underage 共に「未成年」を明確に示す単語。当然、超危険ワード。
preteen / adolescent "preteen"は思春期前の9~12歳ごろの子供を示す単語。"adolescent"は思春期を指す単語。これらも未成年を示す単語であり、超危険ワード。
teen 「10代」という意味。一応、18歳や19歳も含まれるが、前述のDiscordの規約でも"teenager"という単語が使われており、未成年と捉えられる可能性が高い危険なワード。
school "なんとか school student"だろうが、"school uniform"(制服)だろうが、"school swimsuits"(スクール水着)だろうが、"school"という単語が出てきた時点で危険。ケース1では"school uniform"という形で使用していた。
JS / JC / JK 海外のオタクには通じてしまう。このような海外向けの解説も作られている。それどころか、ケース3を見ればわかる通り、日本語で「高校生」と書いたとしてもBanの対象になる可能性がある。日本語でぼかせばBanを回避できる、と考えてはいけない。
randoseru これも通じてしまう。危険ワードになり得る。
child / kid 「子供」という意味。汎用的な単語ではあるが、危険ワードになり得る。むしろ、"I want to have a child with her."(彼女との子供が欲しい)のような形で使うことが多い。そういう意味では「②性的描写に使用する単語」に分類するべき単語かもしれない。
junior 「年下」を表す汎用的な単語。必ずしも未成年を意図しないため、この単語を使っただけでBanされる可能性は低いが、文脈次第ではリスクが生じ得る。
young 「若い」という意味。必ずしも未成年を意図せず、性的な意味を持つわけでもないが、ケース1では"a symbol of youth"という形で使っていたので、文脈次第ではリスクはある。
loli 海外に逆輸出されてしまった単語。"lolicon"も通じる。未成年に見える成年や、年齢設定のないキャラクターに対して使うことも多いので、意外と凍結リスクは低い単語ではあるが、当然リスクを生じ得る単語である。なお、"shota"も通じる。

②性的描写に使用する単語
単語 解説
sex 教科書的には「性別」という属性を示す単語であるが、そういう意味もちゃんとある。不加算名詞のような使われ方をしている。正式には"have sex with 人"のような使い方をするが、ネイティブの海外ニキは"人 sex"(例:I want なんとかchan sex)のような使い方もしている。ケース2で使用した超危険ワード。完全に余談だが、これに関連した海外ニキが大好きなミームとして「Takeshi Meme」がある(英語字幕付き版もある)。キャプチャを貼り付けただけで何を示しているか通じてしまうぐらいには有名。
rape あなたが思い浮かべた意味で間違っていない。未成年どころか成人に使ってもアウトな超危険ワード。
porn 「ポルノ」と読む。これ以上の説明は不要だろう。当然これも危険なワード。
cunny 未成年の女性に見えるイラスト、およびそれを愛でることを指す単語。特定の界隈では頻繁に使われるが、本来は「女性器」を指す下品なスラング。Banとは関係なく使用には注意が必要。
masturbation / orgasm 「ふたりエッチ」のような文献で性教育を受けてきたニキ達は知っていると思うが、前者は自慰行為、後者は絶頂を示す単語。こういう単語で性的行為をほのめかすのは当然アウト。"dick"(男性器)とか"vagina"(女性器)とか、そういう系の単語を使って具体的に描写するのもアウト。"plap plap"(「パンパン」を示す擬音語)とかもやめてください。
pregnant 「妊娠中」を示す単語。"get pregnant"(命令形)でそういう意味になる。危険なワードであることは言うまでもない。
cum / ejaculation 噴水のようにアレを出してしまうことを指す。正式には"ejaculation"だが、カジュアルな会話ではもっぱら"cum"の方を使う傾向がある。未成年に対して使う言葉として不適切なのは言うまでもない。
get hard / get an erection 立っちゃうことを指す。カジュアルな会話ではもっぱら"get hard"の方を使う。まぁ、生理現象ではあるのだが、未成年に対して使うには不適切な言葉。
fertility 「妊孕性」(妊娠のしやすさ)を示す単語。「エロい」を言い表す単語の中でもぶっちぎりで危険なワード。ケース1でも使用した。
lewd / hot / ecchi / erotic...等 どれも「エロい」を示す単語で、それぞれ微妙にニュアンスが違う。カジュアルに使われることが多いのは、"lewd"(淫らな)と"hot"(肉体的にエロい)の二つ。"hot"に対して、"spicy"(立ち振る舞いがエロい)という単語もある。和製英語の"ecchi"も輸出されており、通ぶりたい時に使うと便利。"erotic"は何のひねりも無いのでカジュアルな場では通常使われない。他には、学のあるネイティブの前で使うと喜ばれるかもしれない古風な英単語"pulchritudinous"も存在する。他にも色々な単語がある。その一部はオレノドウガ先生の作品で触れられている。とりあえず、いずれも、未成年に使うにはリスクのある単語であることは間違いない。
😭 未成年の女性に見えるイラストを見て興奮した時に使う絵文字。"Uohhhhhhh😭"のような形でも使われるが、これ単独で意味が通じる。必ずしも性的な意味を持つわけではなく、単に「尊い」(precious)という意味で使われることも多く、これ単独でBanされることもないだろうが、盛り上がってBanを招く発言に繋がる可能性はある。
affair / flirt / cheat...等 何れも「浮気」を示す単語。性的関係を伴うとみなされることが多く、未成年に対して使うには危険なワードである。
intimate 「親密な」という意味の一般的な単語ではあるが、性的関係を示唆することもある。このように、一般的なワードでも、文脈次第では危険になり得る。
kinky / pervert / hentai 何れも「変態」を示すワード。不名誉なことに、"hentai"は輸出されてしまっている。未成年に対して使うというよりは、未成年が好きな人に対して使う単語なので、その意味ではリスクが低いが、性的な意味は伴うので危険性は否定できない。
fetish わかりやすく言うと「フェチ」という意味。ケース1で揉めた時には"He has a school uniform fetish"のようなことを言われた。これも、未成年が好きな人に対して使う単語ではあるが、やはり性的な意味を伴うので危険性を否定できない。
roleplay 何かしらの役割を演じること。単に日本語読みして「ロールプレイ」と言った方がわかりやすいかもしれない。性的な意味でも用いることがある。どちらかと言うと、具体的な描写を伴うと危険である。例えば、"BDSM"("Bondage"(拘束)、"Discipline"(支配)、"Dominance"(支配)、"Submission"(服従)、"Sadism"(サディズム)、"Masochism"(マゾヒズム)の総称)という単語は、この単語自体も、これを構成する単語群も危険になり得る。ケース3の発言に至る直前では、未成年設定のアニメキャラクターに対する海外製BDSMミームで盛り上がっており、これとの関連でBanに至った可能性も否定はできない。なお、Discordの規約で出てくる"Exploitation"(搾取)という単語も性的な意味で用いることがあり、危険なワードの一つに挙げることができる。